生活マメ知識

キャベツ枕や里芋湿布には効果なし!根拠のない民間療法ウソだらけ!

2月10日放送の「スッキリ」で子育てサイトの間違った情報について特集されました。

子育てサイトに、熱冷ましにキャベツを頭に乗せる「キャベツ枕」や打ち身、捻挫の炎症を抑えるという「里芋湿布」、さらには視力回復に「塩水目薬」までビックリするような自然派治療法なるものがあるそうです。

医学的根拠のないものがネットで拡散されて、信じてしまうかたも多いらしいとのこと。

そとそも、効果あるのか?

実際にやっている人はいるのか?

気になったので調べてみました!

自然療法、民間療法

今回の「キャベツ枕」など自然療法や民間療法などと呼ばれ、昔から風邪をひくと首にネギを巻くといった行為や梅干しをこめかみに貼ると頭痛が治るなど、迷信めいたものが語り継がれています。

今回の話題に上がった子育てサイトの間違った情報でも話題になった「キャベツ枕」も自然療法、民間療法の一つです。

キャベツ枕とは?

「キャベツ枕」は、月間250万人が見ている子育て情報サイトの『ItMama』で、2014年10月17日に記事が公開されました。

公開された記事では、「キャベツの陰性(アルカリ性)が熱の陽性(酸化している血液)を中和し、熱がグングン下がる」と記載されていました。

しかし、話題になったことで疑問の声も多数上がり、2018年10月16日に『ItMama』では「キャベツ枕」の記事を削除しています。

『ItMama』では、「キャベツ枕」での熱冷ましは「あくまで民間療法であり解熱等との関連性はなく、これらの民間療法について効果が科学的に立証されていない」と謝罪しました。

『ItMama』では記事は削除されたものの、「キャベツ枕」をすすめるブログはある模様。

一部ブログでは、海外の自然療法として紹介されています。
https://ameblo.jp/alltuiteru/entry-12185323003.html

今でも、インスタグラムで「キャベツ枕」と検索すると赤ちゃんにキャベツをかぶせて写真を撮っている様子が見れます。

里芋湿布とは?

昔から里芋の貼り薬は「湿布の妙薬」なんて呼ばれて、打ち身や捻挫、はたまた体内の毒素まで吸い取るそうです。
里芋湿布の作り方は、里芋をペースト状に練る。練った「里芋パスター」(貼り薬)を貼る。以上です!

里芋湿布に関して調べてみると、すごい効果がありましたよ!

打ち身や捻挫だけではなく、内臓の痛み、神経痛にも効果があると。

しかも、ガンの特効薬とのことです。

皮膚の毛穴から毒素が吸い出されて、「里芋パスター」が真っ黒になるんですって。

注目されている(らしい)里芋湿布ですが、

エビデンス(科学的根拠)などありません。

ガンに効くんなら、もっと大々的に発表されてるでしょ。

しかし、助産院などでは乳腺炎になったときはいまだに里芋湿布が貼られるそうです。

単純に冷やす目的でしょうね。

塩目薬とは?

塩目薬とは、自作の目薬でその名前の通り「塩を入れた水」を点眼するわけです。

塩水目薬の作り方は、単純に水に塩を入れれば完成だと思われますが、注意する点があります。

こちらに注意点が載っています。

塩化ナトリウムが入ってない…

塩じゃないじゃないか。

塩も気になりますが、水も問題ありです。

ミネラルウォーターも浄水した水も、空気にさらされると雑菌が増えます。

滅菌処理されていない目薬容器を使用しても間違いなくバイ菌だらけになります。

「塩目薬」が視力回復にも効果があるとか書いてある記事も読みましたが、

これまたエビデンス(科学的根拠)はありません。

むしろ、失明の危険性があります。

なぜ信じるのか?

なぜ「キャベツ枕」や「里芋湿布」、「塩目薬」などのエビデンス(科学的根拠)のない自然療法、民間療法を信じてしまうのか?

そこには、産後間もないと正常な判断が出来ずネットの情報を鵜呑みにしてしまう傾向があるとのことです。

妊娠期間から産後数ヶ月は、デリケートな状態のうえ、慣れない育児や生活に心身共に疲労しています。

そこに脳が数パーセント萎縮している状態である「マミーブレイン」によって、正常な判断が鈍っているとのことです。

今では、スマホによりインターネットは身近になり、情報収集にSNSを利用したりすることで、さまざまな情報が手に入りやすいことにより、産後の疲れているお母さんほど信じるのではないかと思われます。

特に、助産師など身近な人に民間療法の話をされると信じてしまうのかもしれません。

子どもを守ろうと想うが故の行動だとは思いますが、いま一度深呼吸し、疑わしい情報に惑わされないようにしましょう!

キャベツ枕を芸能人が?

芸能人の中にも自然療法、民間療法を信じて実際に「キャベツ枕」をしている人がいました。

その人とは、

吉川ひなのさんです。

「キャベツでナチュラルに冷やす」

なかなかのパワーワードです。

まぁ信じるかどうかは、その人次第ですよね。

たまたま芸能人で知名度がある人がやっていたってことだけです。

ネットの反応は?

今回の「スッキリ」の特集に対するネットの反応はどうだったのでしょうか?

みんな正論です。

キャベツ頭にかぶせたり、里芋貼ったり、塩水を目に入れるくらいなら、病院行きますよね。

病院に行ってもすぐには治らないので〜みたいな記事もありましたが、わけのわからない自然療法や民間療法を信じるより、さっさと病院行って診断してもらって薬をもらったほうが確実に手っ取り早いです。

まとめ

「スッキリ」で子育てサイトの間違った特集について、気になったので調べました!

「キャベツ枕」「里芋湿布」「塩目薬」など科学的根拠のない自然療法、民間療法に惑わせる情報には気を付けましょう。

昔のおばあちゃんの知恵袋的なものであって、冷蔵庫もエアコンもない時代の話。
現代の世の中には、氷は作れるし、保冷剤もあるし、頭を冷やすのにキャベツはいくらなんでもナンセンスすぎると思います。

今でも、インスタグラムに赤ちゃんの頭にキャベツかぶせて写真をアップしていますが、完全に自己満足にしか思えません。

赤ちゃんのことを考えるなら、まず病院に行くべきです!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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